近年、特に上位大学の学生において、就職先としてIT業界やコンサルティング/シンクタンク業界が非常に人気です。また、転職活動でも異業種からIT業界やコンサル業界への転職が増加しています。
中でも、ITを利用してクライアントの問題解決を支援するITコンサルタントは特に人気の職種です。
やりがいはもちろん、高い給与や転勤が少ないことが人気の要因だと考えられます。
ただし、働き方が激しい場合も多いため注意も必要です…。
しかし、ITコンサルは最近成長中の職種ということもあり、どの企業を目指せばよいのか分からない方も多いと思います。
そこで今回は、全54社に渡るITコンサル企業の格付けランキングを作成しました!
これはIT企業やコンサルティング企業で勤務されている社会人と就活中の学生が中心となって作成したランキングを元にしており、「ネームバリュー、年収、就職難易度」を総合したものが評価基準となっています。
企業選びの際など、この記事が少しでも皆さんの活動の助けになれば幸いです!



【必見】業界研究に必須!おすすめ業界地図2選!【書籍】
本題の前に、本記事の他にも業界研究に必須の書籍を2冊ご紹介します!
会社四季報 業界地図 2022年版
1つ目は、東洋経済新聞社が発行している「会社四季報 業界地図 2022年版」です!
こちらは全174業界、4080社の情報が載っており、11年連続売上ナンバーワンを誇ります!まさに業界研究に必須の一冊で、就活や転職を考えている方はもちろん、ビジネスに関わる方全てに見て頂きたい書籍です!
以下にリンクを用意しましたので、ぜひご確認ください!
日経業界地図 2022年版
2つ目は、日本経済新聞社が発行している「日経業界地図 2022年版」です!
こちらは全181業界、4300社の情報の情報が載っており、会社四季報に負けず劣らず充実した内容となっております!特徴としては会社四季報よりも一社ごとの説明は少ないものの、紹介されている会社数が多い分、業界内での関係性を広く知ることができることが挙げられます!
こちらも以下にリンクを用意しましたので、ぜひご確認ください!
以上、ぜひ本サイトとあわせてご活用ください!
ITコンサルティング企業とは?
まずは、ITコンサルティング系企業とはどんな企業なのかを確認していきましょう!
IT企業
そもそもIT企業とはどのような企業を指すのでしょうか?
ソフトウェアを扱う企業、ハードウェアを扱う企業、システム開発を行う企業と様々ですが、中でもITコンサルに近いのは最後の「システム開発を行う企業」です。これらは特にシステムインテグレーター (System Integrater) と呼ばれます。略してエスアイヤー (SIer) と呼ばれることも多いです。
SIerは顧客が求めるニーズに沿って具体的なサービス内容を考えます。開発終了後もシステムが故障しないように、また故障した際の復旧を迅速に行うために、運用・保守を担当することも多いです。

コンサルティング企業
そもそもコンサルティング企業とはどのような企業を指すのでしょうか?
由来はconsult「(専門家に)相談する」という英単語です。鋭い方はこの和訳から分かるかもしれません。
この提案行為に対して相手企業から報酬を受け取るというのがコンサルティング系企業のビジネスモデルです。
最近は経営方針の提案のみでなく、実行まで自分たちで行うコンサルティングファームも急増しています。
ITコンサル企業
ITコンサルサントには明確な定義はありませんが、主にIT分野に問題を抱えているクライアントに対して、問題の分析、解決策の提案、システムの導入まで行うコンサルタントを指します。
また、ITコンサルタントはシステム開発を行う際にSEよりも上流の工程を行います。最先端のIT技術に触れられることや給与が高いことが多いため、近年は人気の職業の一つとなっています。
ITの専門的な知見はもちろん、コンサルタントとしての問題解決力、プロジェクトのマネジメントスキルなどがITコンサルタントとして活躍するために重要なスキルだと言われています。
以上がITコンサルタントの説明です。
それではランキングを確認していきましょう!
2021年版 ITコンサル企業 全ランキング
━━━ S (東京一工中位勝ち) ━━━
アクセンチュア[戦略] 野村総研[経営] SAP
━━━ S- (東京一工下位勝ち) ━━━
DTC PwCコンサルティング Salesforce MURC 日本IBM[戦略] 日本総研[コンサル]
━━━ A+ (早慶旧帝上位勝ち)━━━
アクセンチュア KPMG EYSC 野村総研(NRI) 日本IBM 日本オラクル アビーム キャップジェミニ ケンブリッジ・テクノロジー・パートナーズ 大和総研[コンサル] みずほR&T[コンサル]
━━━ A (早慶旧帝中位勝ち) ━━━
NTTデータ経営研究所 DTCY 大和総研[リサーチ] 日本総研[リサーチ]
━━━ A- (早慶旧帝下位勝ち) ━━━
クニエ スカイライト リヴァンプ シグマクシス ウルシステムズ
━━━ B (MARCH関関同立勝ち) ━━━
ベイカレント シンプレクス フューチャー 日本タタ(TCS) イグニション・ポイント 日立コンサル インタープライズ JSOL Ridgelinez
━━━ C (日東駒専産近甲龍勝ち) ━━━
シアトル パクテラ プロティビティLLC レイス バーチャレクス ライズ プラスアルファ オースビー BTC ノースサンド 日本能率コンサルティング(JMAC)
━━━ D (大東亜帝国勝ち) ━━━
ビジョン ワークスアプリケーションズ ディルバート ニュートン サーキュレーション INTLOOP PCIソリューションズ クロス・マーケティング グローバル・パートナーズ・テクノロジー レジェンダコーポレーション
ランキングの解説
それでは上位企業を見ていきましょう!
S (東京一工中位勝ち)
グローバルコンサルティングファームであるアクセンチュアの戦略部門と日系コンサルティングファームである野村総合研究所(NRI)の戦略部門がランクインです。また、IT企業でありながらもコンサルティング業務に強いSAPもランクインです。
S- (東京一工下位勝ち)
Big4の一角、デロイトトーマツコンサルティングとPwCコンサルティングがランクインです。日系企業としては日本総合研究所(JRI)のコンサル部門やMURCがランクインです。いずれの企業でもレベルが高いコンサルティング業務を担当しスキルアップを目指すことができるでしょう。
A+ (早慶旧帝上位勝ち)
アクセンチュアの非戦略部門や残りのBig4としてKPMGとEYがランクインです。また、外資系ITコンサルとしてキャップジェミニとケンブリッジ・テクノロジー・パートナーズがランクインです。さらに、SIerとしての側面が強いながらも、NRIの非戦略部門と日本IBM、日本オラクルもランクインです。「日本発、アジア発、グローバルコンサルティングファーム」を掲げ急成長中のアビーム・コンサルティングも期待されます。
A (早慶旧帝中位勝ち)
小規模ながらもNTTデータ系列として確かな存在感を示すNTTデータ経営研究所や、デロイトトーマツコンサルティングの関連会社であるデロイトトーマツサイバーがランクインです。
A- (早慶旧帝下位勝ち)
伊藤忠商事との連携が発表されたシグマクシスや、デジタル領域に強いコンサルティングファームとして知られるスカイライト、リヴァンプがランクインです。このあたりの企業でも待遇は上位ファームと遜色なく、普通に生活する上で困ることはないと思われます。
まとめ
今回は全54社に渡るITコンサルティング業界の企業格付けランキングについてご紹介しました。
今後もIT/コンサル/シンクタンク業界に関する有益な情報をどんどん発信していく予定ですので、少しでも興味を持って頂いた方は是非Twitterのフォローとブックマークをよろしくお願いします!



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